過剰な力が歯を壊します! & お子さまのくちびるや舌の位置
- スタッフブログ
1.過剰な力が歯を壊す!?
歯が悪くなる原因といえば、むし歯や歯周病がよく知られています。しかし原因はそれだけではないんです。歯に加わる過剰な力が、歯を傷めて壊してしまうということをご存知ですか?
歯を傷める過剰な力、これには大きく分けて2種類あります。
1つ目は、歯ぎしりや食いしばりの強い力です。歯ぎしりは、眠っているときに無意識におこなうので、起きているときと違って力の加減がきかず、たいへん強い力が歯にかかってきます。
通常、眠っているあいだのほとんどの時間、上下の歯は接触しません。
歯ぎしりは、起きたとしても1時間に5〜6回程度で短時間です。しかし、歯ぎしりの力は強大で、そのうえ下あごをギリギリとグラインドさせ歯を揺さぶるため、短時間であっても大きな為害作用があります。
そして2つ目が、TCH(Tooth Contacting Habit)と呼ばれる「上下の歯を無意識に接触させる癖」です。
上下の歯は、食事をしたり重いものを持つときなどに一時的に噛む時以外は、本来は離れているものです。
しかし、患者さんの中には、歯を接触させる癖のある方がいらっしゃいます。こういった癖がある方は、ごく弱い力が長時間加わることによって、顎関節症になったり、歯や入れ歯を傷めてしまうこともあります。
治療をしたところが壊れてしまうと、治療を受けた歯科医院にはなかなか足が向かないかもしれません。しかし、そのつど違う歯科医院に駆け込み応急処置で済ませていると、根本の原因が分からないまま、治療の繰り返しで苦労することになりかねません。
もし、詰め物や被せ物がよく壊れる、歯が割れたり欠けたりしやすいとお悩みをおもちでしたら、かかりつけの歯科医院をつくり、お口の中に歯ぎしりやTCHの痕跡がないかよく診てもらいましょう。
2.お子さまのくちびるや舌の位置
お子さまの舌、低くなっていませんか?
くちびるは、『軽く閉じている』のがよい姿勢です✨
少しでも開いているのは、いわゆる、お口ポカンです。口がぼっーと開いていると、くちびるの力が弱くなり、出っ歯になってしまうこともあります。
舌は、舌の、先がスポットに当たり、舌全体が上アゴにくっつくように上がっているのがよい姿勢です✨
普段、舌の先が下の前歯の裏に当たっている方は低い位置にあります。すると舌からの力が、弱くなり頬からの筋肉の力に押されて歯が裏側に傾いていったり、上アゴの成長にも影響します。
正しい位置が大切になります!!
お子さまの事で気になることがあれば遠慮なくご相談下さい。
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