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II期矯正治療はいつから始めるべきか │ひがし歯科医院

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こんにちは!熊本県上益城郡の歯医者、ひがし歯科医院歯科衛生士大野です。

前回はI期矯正についてお話しさせていただきました。続いて今回のテーマはII期矯正です。

早速、II期矯正がいつから始めるべきか、またそのプロセス、利点と課題について詳しく説明します。

前回のテーマ「お子さまのI期矯正治療:何歳から始めるべきか」はこちらから!

目次

1. II期矯正治療とは

2. II期矯正治療の適切な開始時期

3. II期矯正治療のプロセスと方法

4. II期矯正治療のメリットとデメリット

5. 治療費と期間

II期矯正治療とは

II期矯正治療とは、一般的に永久歯が生え揃ってきた段階で始める矯正治療を指します。イメージとしては固定式のブラケットやワイヤーを使用した矯正装置を想像する方多いのではないでしょうか?最近ではマウスピースを用いた矯正も主流となってきています。

II期矯正の目的は、永久歯が最適な位置に移動することを助け、長期的に綺麗な歯並びと健康的な咬み合わせを確立することです。この治療は見た目だけでなく、日常の歯のケアがしやすくなるため、むし歯や歯周病の予防にもつながります。II期矯正は非常に多様なケースに対応できるため、それぞれの歯並びの状態や問題によって治療計画が異なるのが特徴です。

II期矯正治療の適切な開始時期

II期矯正治療を始める適切な時期は、一概に年齢で決まるものではなく、歯の成長状態や矯正の必要性に応じて決まります。

II期矯正=大人の矯正と思われる方が多いかと思いますが、一般的には11歳から14歳の間に永久歯列は完了し、II期矯正を開始できることが多いです。この段階でほぼすべての永久歯が生え揃い、成長に応じた矯正治療が可能となります。定期的に歯科検診を受け、歯科医師と相談の上、適切な開始時期を見極めることが重要です。

II期矯正治療のプロセスと方法

II期矯正治療のプロセスは、まず矯正が必要な原因と現状を正確に把握するために精密検査を行います。これにはX線写真や歯の型取りが含まれ、これに基づいて治療計画が立てられます。治療には主にブラケットとワイヤーを用いた治療法や透明なマウスピース型矯正器(インビザライン)を使用します。初めの数週間から数か月は装置に慣れる期間が必要で、食事や歯磨き時の配慮が求められます。

治療期間は通常1年半から3年程度ですが、これは個々の患者さんの歯の状態や目標によるため一概には言えません。治療中は月に1度程度の通院で装置の調整が行われ、進捗状況に応じて微調整が加えられます。装置を外した後もリテーナーと呼ばれる保定装置を使用して、矯正後の歯並びを安定させることが非常に重要です。

II期矯正治療のメリットとデメリット

II期矯正治療の大きなメリットは、将来的なむし歯や歯周病のリスクが軽減され、見た目の美しさも得られます。加えて、矯正治療を行うことで噛み合わせが改善され、消化機能の向上にも寄与します。一方で、デメリットとしては治療中の装置の不快感や日常生活での制約が挙げられます。特にブラケットを装着している場合、特定の食べ物を避ける必要があることや、口内の清潔を保つために通常よりも念入りな口腔ケアが必要です。

経済的な負担も考慮すべき重要な要素です。費用は歯科医院や地域によって異なりますが、数十万円から百万円を超えることも少なくありません。保険が適用される場合もありますが、多くの場合は自由診療に該当するため、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

治療費と期間

II期矯正治療の費用は、選択する装置の種類や治療の複雑さによって大きく異なります。一般的に金属製のブラケットを用いた矯正治療は比較的安価ですが、審美ブラケットやインビザラインなどは高額になる傾向があります。多くの歯科医院では支払方法に配慮し、分割払いのオプションを提供している場合があるため、その点も相談するといいでしょう。

ひがし歯科医院ではできるだけ価格を抑え、

検査代1.1万

装置代72万

再診療3300円〜5500円(税込)

で行っています。

(※2025年2月現在)

(※上下フルの矯正の価格です。ブラケット・マウスピースともに装置代は同じです)

(※その他部分矯正の価格についてはホームページの価格表をご覧いただくか当院にお問い合わせください。)

→当院の治療価格表はこちら

治療期間は18か月から36か月が目安ですが、患者さんの歯の移動速度や日常の装置管理によっても変わります。したがって、初診時の見積もりを基に、定期的に治療計画の見直しを行うことが望ましいです。

まとめ

II期矯正治療は、歯並びの健康と美を実現するための重要なプロセスです。適切な時期を見極め、正しい治療法を選ぶことで、長期的な歯の健康を保つことができます。ただし、経済的負担や日常生活での管理も大切な要素であり、歯科医師とよく相談しながら治療を進めることが重要です。