歯並びを早く治したい！オルソヒーリング（加速矯正装置）とは？

2025/09/17

矯正歯科

こんにちは。熊本県上益城郡の歯医者、ひがし歯科医院の歯科衛生士大野です。

歯並びを美しく整えることは、自信を持って笑顔を見せるために重要です。しかし、従来の矯正治療では、数年単位の期間がかかることが一般的です。そこで注目されているのが「オルソヒーリング（加速矯正装置）」です。本記事では、オルソヒーリングの特徴やメリット・デメリット、治療の流れについて詳しく解説します。

1. オルソヒーリングとは？

オルソヒーリングは、従来の矯正治療に比べて短期間で歯並びを整えることができる加速矯正装置です。最新の技術を用いることで、歯の移動速度を高め、治療期間を大幅に短縮することが可能です。これにより、忙しい現代人でも無理なく矯正治療を受けることができます。また、痛みや不快感を最小限に抑える工夫が施されており、快適に治療を進めることができる点も大きな特徴です。

2. オルソヒーリングの仕組み

オルソヒーリングとは、マウスピースの様な形の装置を口腔内に入れて、装置から出る特殊な遠赤外線を当てて細胞を刺激し、代謝を促進させるものです。赤外線がミトコンドリア細胞により吸収され、最適な刺激を与えることで骨や歯茎の再生を促進します。このプロセスにより、歯が自然な形でより早く新しい位置に移動します。従来の矯正に比べ、効率的かつ効果的な治療が可能です。

3. オルソヒーリングのメリット

オルソヒーリングの最大のメリットは、治療期間の短縮です。従来の矯正治療では平均で2〜4年程度かかるところ、オルソヒーリングでその半分程度で完了することが可能です。さらに、装置の使用は上顎4分、下顎4分と短い使用のため、基本的に自宅での使用になると思います。装置代は歯科医院によって変わりますが、ひがし歯科ではこの装置を10万円(税込)で販売しています。(矯正装置や検査費用は別途かかります。)経済的にも、短期間で治療が完了することで再診料を抑える効果が期待できるため、その結果総費用を抑えることができます。心理的なストレスも軽減され、治療へのモチベーションを維持しやすい点も大きなメリットです。

4. オルソヒーリングのデメリット

一方で、オルソヒーリングにはいくつかのデメリットも存在します。まず、装置を購入していただく必要があるため、従来の矯正治療に比べて初期導入コストが高くなります。また、毎日自分で装置を用いて光照射する手間が生じます。さらに、治療には定期的なメンテナンスや装置のチェックが必要であり、患者さんの協力が不可欠です。(定期的なメンテナンスはオルソヒーリングを使用しない場合も必要です)加えて、装置の使用方法を誤ると効果が得られない可能性があるため、専門の歯科医師の指導のもとで正しく使用することが重要です。

5. オルソヒーリングの治療プロセス

オルソヒーリングを用いたの矯正治療は、まず初診で患者さんの歯並びや口腔内の状態を詳細に診断することから始まります。その後、矯正を検討されている方には精密検査を受けていただき、個々の患者さんに最適な治療プランが作成されます。装置の装着は比較的簡単で、痛みなく行うことができます。治療期間中は、定期的に歯科医院を訪れ、装置の調整や経過の確認を行います。治療が完了した後も、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用して歯の位置を維持することで、再び歯並びが乱れないようにします。全体の流れとしては、診断から保定まで一貫したサポートが受けられるため、安心して治療を進めることができます。

6. オルソヒーリングが向いている人

オルソヒーリングは、短期間で歯並びを整えたいと考えている方に特に適しています。例えば、ビジネスや学業などで忙しく、長期間の通院が難しい方や、転勤や進学で引っ越す可能性があり早めに矯正を終わらせたい方、見た目を気にせずに矯正治療を行いたい方におすすめです。また、軽度から中等度の歯並びの問題に対して効果的であり、子供から大人まで幅広い年齢層の方に対応可能です。ただし、重度の歯並びの問題や噛み合わせの問題がある場合は、他の治療法と併用する必要があるため、事前に専門の歯科医師と相談することが重要です。

7. まとめ

オルソヒーリング（加速矯正装置）は、従来の矯正治療に比べて短期間で効果的に歯並びを整えることができる革新的な治療法です。治療期間の短縮や快適な装着感、経済的なメリットなど、多くの利点がありますが、初期費用や適応範囲の制限といったデメリットも存在します。自分に合った矯正治療を選ぶためには、専門の歯科医師と十分に相談し、メリット・デメリットを理解した上で決定することが大切です。美しい笑顔を手に入れるために、オルソヒーリングを検討してみてはいかがでしょうか。